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−平成26年−市民公開講座全5回シリーズ 第1回

【平成26年6月28日】
『なぜ痛みを感じるの?』
                     講師 歯科麻酔学 塩崎 恵子

 

 痛みは不快なもので「痛みなんて感じなければいいのに」と思ったこともあるとかもしれませんが、人は痛みを感じることでケガや病気に気づきます。体の大切な防御反応といえます。
 歯科領域も同様に患者さんは「歯が痛い、虫歯かな?」と思い来院されます。歯科医師はその訴えをもとに診察し虫歯などの器質的原因を取り除くと痛みは消えます。これを「見える痛み」とすると、虫歯や歯周炎も何もないのに歯が痛いという「見えない痛み」というものがあり、関連痛、咀嚼筋痛、神経因性疼痛、舌痛などです。「歯が痛くていろいろな病院や診療科にみてもらったが悪いところはないと言われた。」という訴えで当院口腔顔面痛みセンターに来院される患者さんのほとんどがこの見えない痛みに相当します。
 このような痛みは慢性化してしまうと病態が複雑化し、痛みをとるためには多彩なアプローチが必要で当科では神経ブロックなど様々なことを行います。「この程度の痛みで病院に行くのはやめよう…」というのは間違いです。痛みは我慢しないで早めに対処することが大切です。

 



会場:東京歯科大学水道橋校舎 本館13階第2講義室