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活動報告一覧 ]

−平成29年度− 一般公開講座 第2回

【平成29年10月29日】

「『口から食べる』で健康長寿」

東京歯科大学 教務部長
口腔病態外科学講座
教授 片倉 朗

「口の中を清潔に保つ」という基本的な口のケアが、糖尿病や動脈硬化、さらには認知症など全身の疾病に深く関係していることが、最近の研究で明らかになってきました。また、がんなどの手術の前後に口のケアを行うと、副作用や合併症を減らし入院日数も短くなることもわかってきました。このあたりは結構マスコミで取り上げられているので御存知の方も多いでしょう。要介護の高齢者に口腔ケアを継続して行うと、「口から食べる機能」が回復するに従って起き上れるようになることもあります。それは、口から食べることが栄養だけでなく、脳の機能やホルモンの分泌に大きく影響するからです。
今回はいつまでも皆さんが健康でいられるためにそのようなお話しをしました。

会場:東京歯科大学水道橋校舎 新館11階第1講義室



−平成29年度− 一般公開講座 第1回

【平成29年10月28日】

「歯医者さんって歯を治すだけじゃないの?〜歯は何を語るのか!〜」

東京歯科大学 副学長
法歯学・法人類学講座
教授 橋本 正次

歯科医は、歯を治してくれる先生としか思っていない方が多いかもしれません。しかし、1985年の日航機墜落事故では、歯医者さんの活躍で犠牲者のおよそ40%の身元が確認されました。また、大震災やホテル火災のような災害の犠牲者の身元確認でも、多くの歯科医が応援に駆けつけ、歯科的証拠を利用しながら個人識別作業に協力したことはよく知られています。さらに、新聞の事件報道などにおいても、「犠牲者を歯型で確認」といったような記事がみられます。つまり、歯並びなどの生まれつきの特徴や歯医者さんで治療された歯の特徴などで、指紋やDNAなどと同様に、その人が誰であるかということが識別されるわけです。
今回は、どうしてそのようなことが可能であるのか、そしてどのようにして行うのかといったことについて、実際の例を示しながらお話ししました。

会場:東京歯科大学水道橋校舎 新館11階第1講義室


−平成28年度−市民公開講座全5回シリーズ 第5回

【平成28年10月30日】

「なぜ梅干しを食べるとツバが出る?口の働きと密接にかかわる脳機能」   生理学講座 澁川 義幸 准教授

 今回は、「なぜ梅干しを食べるとツバが出る?」をテーマに、口の働きと密接にかかわる脳機能についてお話をさせていただきました。唾液分泌に関する条件反射と唾液分泌反射の違い、また口の動きをコントロールする様々な「反射機能」、そしてミラーニューロンによる口を使った社会的コミュニケーション機構の一端を解説させていただきました。お口は、食物を噛み(咀嚼)、唾液と混ぜ、それらを飲み込む(嚥下)という機能を持つだけではなく、言語を発し(発音)あるいは笑顔を作る事で(表情)、社会的コミュニケーションを作り出します。口の重要性をご理解いただけたとしたら幸いです。

会場:東京歯科大学水道橋校舎 新館11階第1講義室


−平成28年度−市民公開講座全5回シリーズ 第4回

【平成28年10月29日】

「『食べる』の雑学〜知っていますか?食べるしくみとその働きについて〜」   解剖学講座 松永 智 准教授

 「食べる」ことは生命の維持や健康増進に不可欠であるのと同時に、充実感を得て生活意欲を高め、「生きる」ことに直接つながります。今回の市民講座では、意外と知られていない面白雑学を織り交ぜながら、食に関するからだのしくみについて基本構造から最新の発見まで幅広くご紹介するとともに、最近テレビでよく出てくる言葉である「オーラルフレイル」、すなわち歳をとることで自覚するようになる様々なお口の不調についてお話しいたしました。
 一番の喜びは、お越しになられた方々と多くの交流をはかることができたということです。食に留まらない率直な質問の数々からは、「知りたい」という根源的な願いを垣間見るようでした。より良い歯科医療の礎をつくるために、これからも頑張っていきたいと思いました。

会場:東京歯科大学水道橋校舎 新館11階第1講義室


−平成28年度−市民公開講座全5回シリーズ 第3回

【平成28年10月26日】

「どうして焼き芋でむせるのか〜飲み込みやすい食品とは?〜」
口腔健康科学講座 摂食嚥下リハビリテーション研究室 大久保 真衣 講師


 飲み込むために必要なお口のうごきや、唾液の話をしました。モソモソした焼き芋やボソボソとした食感のものはお口の中の水分が沢山必要になります。このため積極的に水分を取ったり、よく噛んで唾液を出したりすることが必要です。水分と食物が合わさった「食塊」という塊をつくることで、人間は飲み込みをしやすくしています。実際に干し焼き芋のお菓子や水分を飲んで意識して食べてもらいました。また嚥下体操や唾液腺のマッサージをしたりしてお口や首の運動をおこないました。質問ではうまく飲み込めなくなった方の兆候や食事の工夫の方法、口腔乾燥ではアルコールフリーの洗口剤(うがい薬)をチョイスの仕方などのご質問をいただきました。アットホームな感じで積極的なお話し合いが出来たと思います。

会場:東京歯科大学水道橋校舎 本館西棟1階ラウンジ


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